IGL (インビジブル・ゲーミングラボ) では、2024年から毎月、ゲーム体験会を開催しています。会場は、三軒茶屋にある ボディケア・キッチン ルクゼン をお借りしています。
今回は、
- 1-2-SWITCH
- Pokéscreader for SV を利用したポケモン対戦
で遊びました。
今回は、ポケモンの対戦読み上げアプリケーションが、体験会に初めて登場しました。
これは、 IGL メンバーのゲーム仲間 mochi さんが開発したアプリケーションです。これを利用すると、ポケットモンスター スカーレット・バイオレット の対戦画面を認識して、必要な情報を tts で読み上げてくれます。
ポケモンのランクマッチのような対人戦を視力なしで遊ぶ場合、相手のパーティーが事前にわかりにくい点や、自分のポケモンを選出する際に、再確認ができず自分の操作を信じて行わなければならない点など、不便なことがいくつかあります。また、慎重に操作することになると、どうしても制限時間がボトルネックになります。
ポケモンをガチでやっている人なら問題にならないことも多いかもしれませんが、タイプ相性をリアルタイムに確認しにくい、相手の特性や持ち物による効果を把握しにくい、お互いの技を把握しにくいなど、初歩的な部分でアンフェアな状態になります。
読み上げアプリを使うことで、対戦に必要な情報がリアルタイムで読み上げられるようになり、戦略の幅が広がります。自動で読み上げさせるだけでなく、キーボード操作で、欲しい情報を個別に確認することもできます。
詳細は上記のページを参照していただきたいですが、ポケモンSVを全盲で遊んでいる人にとっては革命的なツールだと思います。 IGL でも引き続きこのツールを使った体験コーナーを企画していきます。