インビジブル・ゲーミングラボ ゲーム体験会 2025年8月を開催しました

IGL でやっているゲーム体験会の実施報告です。今回は、ボードゲーム会でした。
ウサギと熊のキャラクターが楽しそうにカードゲームしてるイラスト

IGL (インビジブル・ゲーミングラボ) では、2024年から毎月、ゲーム体験会を開催しています。会場は、三軒茶屋にある ボディケア・キッチン ルクゼン をお借りしています。

今回は、

の3つのゲームで遊びました。

遊戯王ロワイヤルデッキ アクセシブル版の説明

他のゲームはこれまでに紹介したことがあるものなので、詳細を知りたい方は過去の記事をご覧いただければと思います。

今回は、初登場となる、遊戯王ロワイヤルデッキのアクセシブル版について紹介します。

遊戯王ロワイヤルデッキとは、東京大学遊戯王デュエルサークルによって構築された6種類のストラクチャーデッキです。これらのデッキのカードに点字とタグ付きシールを貼り付け、カードが見えなくてもデュエルを行えるようにした物を、遊戯王ロワイヤルデッキ アクセシブル版と呼んでいます。

このアクセシブル版デッキは、 IGL のメンバーが、全盲デュエリストや協力者と一緒に着想・設計し、製作したものです。

現在、販売は行っておらず、 IGL ゲーム体験会でのみプレイすることができます。

こちらから、説明動画をご覧いただけます

アクセシブル版カードの左下には、タグ機能を持った丸いシールが貼り付けられています。モンスターカードの場合は3枚、魔法・罠カードの場合は2枚のシールが並んで配置されます。専用のペンでシールをタッチすることにより、音声読み上げでカードの情報を得ることができます。

モンスターカードの場合、

  • 一番左のシール: モンスター名、種族、属性、レベル
  • 中央のシール: 攻撃力、守備力
  • 一番右のシール: モンスター効果またはフレーバーテキスト

をそれぞれ読み上げます。

魔法・罠カードの場合、

  • 左のシール: 種別 (魔法 or 罠) + カード名、 速攻・永続・フィールド魔法・カウンターとラップの場合はその情報
  • 右のシール: 効果

を読み上げます。

専用のペンには有線のイヤフォンが差し込めるようになっています。そのため、デュエル中に音声を聞いても、対戦相手に手札の情報が漏れることはありません。

カードの上部には、カードの種別 (モンスター、魔法、罠) + カード名が点字で書かれています。これにより、点字を読むことができて、パラメータや効果を憶えていれば、ペンで触れる手順を省略してプレイすることもできます。

実際にカードに触れながらデュエルができるため、「オレのターン、ドロー!」とか、「滅びの爆裂疾風弾(バースト・ストリーム)!!!」とか、アニメの有名台詞を叫ぶこともできます。

画像ギャラリー

まずはいつものゲーム達。

決められたルールに従ってクローバーを敷き詰める「ラッキーナンバー」ゲームをプレイしている人たち

鳥の絵が描いてある「ハゲタカカード」を奪い合う / 押しつけ合う「ハゲタカの餌食」をプレイしている人の手。手札を確認している様子

アクセシブル版の遊戯王をプレイしている様子。プレイマットはレゴで作られており、カードが枠の外にはみ出さないようになっている。左側のプレイヤーは、攻撃表示モンスター、裏向き守備モンスターがフィールドにあり、魔法カードが1枚発動しているところ。右側のプレイヤーの盤面にはカードが出ていない。

次回の開催

次回の開催は9月21日 です。

インビジブル・ゲーミングラボ ゲーム体験会 2025年8月を開催しました