CEDEC AWARDSは、コンピュータエンターテインメント開発の進歩へ顕著な功績のあった技術およびゲーム開発にまつわる書籍やそれに近い水準のWeb記事、その他業界への高い貢献があった情報発信にフォーカスし、技術や情報発信の面から開発者の功績を称え表彰することで、開発技術の普及・啓蒙と産業の発展を目指しています。
2017年に、 DDD Project の活動として、私を含む有志のメンバーで立ち上がった オーディオゲームセンター は、東京ゲームショウや銀座ソニーパーク、CCBTなどでのイベントを9年間続けてきました。その活動実績を評価いただき、大手ゲームメーカーと並んで、このような素晴らしいアワードを受賞することができました。
ゲーム業界では、しばしば、サウンドは一番最後に付けられることがあるようです。そこにあるのが当たり前、けれどもなければ物足りない。そんな立ち位置になることが多いのだとか。
オーディオゲームセンターの元々の着想は、「音って実は面白いよね、もっと遊んでみたいよね」というところにありました。色々ディスカッションしていくなかで、「画面がない音だけのゲームセンターを作ったら面白いんじゃないか」という話になり、生まれたのが『オーディオゲームセンター』です。
最近は、元々のコンセプトを大事にしながらも、コミュニティーの構築や、みんなで作るという新たな側面もミックスしながら、音の可能性と面白さについて探求し続けています。個々のメンバーは、基本コンセプトにプラスして、それぞれのこだわりポイントを持って会場や作品をデザインしています。
今回ノミネートに選出してくださった審査員の方々と、一緒にプロジェクトを作ってくれている DDD Project メンバーに、この場を借りて感謝をお伝えしたいと思います。ありがとうございます、そして今後も活動を続けていきます!