キーボードを叩く猫
開発

Altag at NTTインターコミュニケーション・センター

2017年、NTTインターコミュニケーション・センターの企画展で、聴覚と触覚を融合した体験型の展示空間を作りました。なかなか説明が難しいので、正確な内容は 公式サイト に譲ります。

大学に入ってから知り合って、オーディオゲームセンターも一緒にやっている和田夏実さんと共同で製作しました。「花の音作って」って言われて、「うぎょ!!?!??!??!?!???!?!?」ってなったりした思い出があります。

もう終わってしまっているのと、画像しか載ってない(画像も載ってない?)気がするので簡単に説明します。

部屋があります。入り口で、顔がすっぽり隠れるヘルメットを付けます。目元だけ小さい穴が空いてるので、ちょっと見えます。同じく目元のところに、カメラが仕掛けられています。ヘルメットを装着すると、耳の位置にあるヘッドフォンがいい感じにフィットします。

部屋に入ると、いろんなものが天井からぶら下がっています。いろんな高さにひもでつるされて浮かんでいます。固い物や柔らかいもの、大きいものや小さいものなどがあります。それらが迷路の中に配置されています。

ヘルメットに仕掛けられたカメラが、ぶら下がっている物体を認識すると、それに対応する音がヘッドフォンから流れます。音は、物体がある位置から流れるようになっているので、音を聞きながらその物体に近づくと、いつかは手で触ることになります。

すごく固い音がしてると思ったら、じつは超絶柔らかいものだったりします。すごく気持ち悪い音がしてると思ったら、実際の物体はなんの変哲もないただの四角い積み木だったりします。

私は、これはアート作品だと思っています。現実世界にある、そこにあるだけでは音がしない物に、どんな音を付けられるか。迷路に迷い込んだ人を、この仕組みでいかに面白がらせることができるか。自分はそれを目標にして作っていました。たぶん共同製作者の和田さんは、ちょっと違う目的を持っていたはずです。おそらく、公式サイトに書いてある魅力ポイントは、和田さんが書いて出したものなので、そっちを読むと伝わってくるものがあることでしょう。あと、記事を見つけたので、関連ページにそれも貼っておきます。

関連サイト

アーティスト: 野澤幸男 - ICC

アーティスト: 和田夏実 - ICC

和田夏実のインタヴュー公開 - ICC